操体はストレッチに非ず
「快」によってカラダは整う。
それが操体。
しかしこの「快」というのが意外と曲者。
操体を実践している人の中にも勘違いしてるなぁ・・・という人、結構多い。
You Tubeで操体を紹介しているものをみると・・・
「気持ちよくグーッと伸ばして」
「脇腹が伸びている感じを味わって」
「腰のあたりを伸ばすように気持ちよくグーッと・・・」
グーッと伸ばして、伸びてる気持ちよさを感じてって、それはストレッチでしょ?
You Tubeでは接骨院系の先生に多いような気がするなぁ。
モデルさんに施術として行っているものや、セルフメンテナンスとして指導しているもの、どちらも同じ。
操体の核である「快」がイコールストレッチ感なので、どうしても運動的というか体操的なものになってしまう。
きっとその先生方も、ストレッチ的な気持ちよさしか知らないから、それを求めてしまうのかな?
操体で言う「動いて気持ちがいい」「伸びて気持ちがいい」というのはストレッチ感とは違う。
もし同じものであるならそれはストレッチということ。
それを操体と言ったらストレッチに失礼。
ストレッチの一つの方法が操体あるいは操体法ではない。
繰り返すけれど、それはストレッチ。
操体でいう「快」とはストレッチとイコールではない。
ストレッチでいう少し痛いくらいのところでという「痛気持ちいい」も操体にはいらない感覚。
私の感覚で言うと、「伸ばす」ではなく「伸びる」だし、「痛気持ちいい」ではなく「気持ちいい」。
ストレッチ感が気持ちよさの全てだと思っていたのなら、試しにストレッチ感を全く感じないように動いてみればいい。
今まで知らなかった「気持ちよさ」に気がつけるかもしれない。