姿勢を良くしよう!・・・?

からだコラム「健’sNOTE」の記事をリライトしたものです。

腰痛に悩み病院に行くと、「普段の姿勢を良くしてくださいね。」とか「姿勢が悪いからですよ」と言われることがあると思います。

では良い姿勢とはどういった姿勢を言うのでしょう?
まっすぐに立った状態を真横から見た場合、耳・肩・股関節・膝・くるぶしが直線上にあること。
背筋を伸ばし、軽くアゴを引き、頭上から糸でつるされたような姿勢が一般的には良い姿勢と言われます。

確かに腰痛やその他の愁訴に悩んでいる人は、美しい姿勢の方はまずいらっしゃいません。
言われるように普段の姿勢が良いモノであれば体の痛みというのは出にくいモノです。

な〜んだ!簡単!普段の姿勢に気を付けていれば体の痛みは解決です!
・・・しかし残念ながらそう簡単にはいかないのです。

「普段の姿勢を良くしてくださいね。」とか「姿勢が悪いからですよ」このよく言われる言葉、一番の間違いは、姿勢が悪いのではなく、良い姿勢が出来ない体だから病院(あるいは治療院)に来ているのだということです。
その姿勢が出来ないから痛くなっているのに、良くしてくださいねというのは酷と言うものです。

姿勢が悪いということは、体のバランスが失われている、いわゆる歪んでいるという状態になっていると言うことです。

その状態で無理をして良い姿勢を作ろうとすると、体にはまた別の歪みが出てしまいます。

バランスのとれている体は意識せずとも、自然に良い姿勢に治まるように出来ています。
普段の姿勢を良くしようとするのではなく、自分は良い姿勢がとれていないなぁと自覚する為の指針と考えてください。
良い姿勢をしよう!ではなく、良い姿勢でないことを自覚し、動き方に注意しよう!と考えましょう。



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