主役はカラダ
操体は気持ち良さを味わう事で身心のバランスを整えます。
感覚を味わう上で大事な事、それはカラダにゆだねるということ。
頭でカラダをコントロールしようとしてはいけません。
あくまでもカラダそのものの感覚にゆだねます。
そこが体操と操体の大きな違いです。
カラダを思うままに動かすのが体操。
カラダの感じるままに動いてしまうのが操体。
こう動かしてやろうとか、もっとこうした方がいいだろう、などと味わいに“我”を入れてはいけません。
ナゼ「我(ガ)」を入れてはいけないのか?
答えは簡単です。
頭(我)はこれまでの知識や常識や思い込みで判断しますが、体は原始感覚という真理で判断するからです。
人の知識などたかだか数十年の積み重ねでしかありませんが、カラダには生命が誕生してから途切れる事無く何万年と続く知識が詰まっています。
頭とカラダ、どちらを信じるべきか?
答えは簡単。
もっとカラダを信頼し、素直にゆだねてあげればいいのです。
でも、カラダが痛いのにカラダを信じるの?と思うかもしれません。
そうです。
カラダの言う事を聞かず、我が儘にカラダを使っていたから痛くなってしまったのです。
カラダはあなたの一番の味方。
もう一度、じっくりとカラダと向き合ってカラダの声を聞いてみましょう。