武甲山

秩父の武甲山に登ってきました。

武甲山

一緒に行ってくれる人はいないし、娘にはまだ難しそうなので、今回は一人登山です。

横瀬駅からテクテク6キロ程歩き、やっと登山道に到着。
ここまでで、すでに1時間強歩いています。
実際は登山道の入口まではタクシーやマイカーで来る方がほとんどです。何人かのグループならそうしたのですが、一人なのでもったいないと歩いたのですが・・・この時点でかなりバテバテ。タクシー乗れば良かった(+_+)

登山道の入口から急な山道をひたすら登ります。
一人なのでペース配分がわからず、あっという間に息も絶え絶え。
そんな私の脇をスイスイ追い抜く高齢者達。
自分の体力のなさを痛感させられました。

途中でベテラン風の女性二人組(おそらく60代後半)を勝手にペースメーカーにしてなんとか頂上まで歩きました。

登山道入口から頂上まで2時間。

武甲山山頂

1304mの小さな山ですが、きつかった〜。
完全に運動不足です。山を舐めていました。

昼食と休憩で40分程休み、いざ下山。

きつかった登りと違い、下りは楽に行けるだろうという考えは早々に打ち砕かれます。

延々続く足場の悪い急坂。
さらに下りは筋肉への負荷が強く、足はガクガク。
登りで感じていた右膝の違和感が完全に痛みに変わりました。

下り続けて約2時間。
やっと駅の近くへ。

足はすっかり錆び付いた鉄の棒になっています。

ハイキングコースとしてはここから電車に乗って終了なのですが、せっかく秩父まで来ているので、羊山公園の芝桜を見に行くことに。
距離にして5キロ弱。
よし行けるだろうと歩き出しましたが、山道を15キロ歩いた後の5キロだということを
少し歩き始めてから思い知らされます。
あ〜、電車かタクシーにすれば良かった・・・

約1時間ほど歩き、羊山公園の入口まで到着。
入口について思い出しました。
ここは羊山公園という名のごとく、ちょっとした山なのです。

芝桜を見るためには急な坂道を登らねばなりません。
消耗しきった体力、動かない右膝・・・しかし、ここで止めるわけにも行かず、ゼーゼーハアハア言いながら登頂。
満開だったらだいぶ見応えがありそうですが、ピークは過ぎてだいぶ寂しい感じです。

武甲山と芝桜

後ろにみえるのが、さっきまでいた武甲山。
あのてっぺんからココまで歩きました。

ちなみに、武甲山の上からみた羊山公園。
羊山公園

芝桜がピークなら山頂からもハッキリ分かるのですが、一週間遅かったですね。

それでもぐっと寄って撮れば誤魔化せます。

芝桜

家族連れやカップルや学生などが気軽に来ている公園にフラフラした汗だくの男が一人でシャッターを切っている姿に我ながら違和感を感じ、早々に退散しました。

さて、ここで最後の仕打ち。
先ほど登った坂を下らなければいけません。

曲がらなくなった膝に、下り坂は地獄です。
幸い手すりがあったので、後ろ向きになりバックで下りてきました。

帰りの電車は座れましたが、池袋に着くころには足が完全に固まって曲がりません。
平地は何とか歩けますが、階段の上り下りはもうアウト。
エスカレーターやエレベーターがなんと有り難いことか。

 

今回の山登りで感じたこと。

  • 山にいる高齢者は元気
  • 30代と40代の身体は違う
  • 山の道具は伊達じゃない。
  • 自分の身体は平地で暮らすモードになっている

ベテランの登山者達は皆元気です。
何人の高齢者に抜かれていったことか。

30代の頃は身体の無理がききました。
いきなりの山登りでもなんとかなったけれど、40代は違います。
継続して運動していないとまったく無理がききません。

 

山用のザック、しっかりした靴、スパッツやストックなど、山で使う道具は見た目だけでなくちゃんと意味があるんですね。

平地で移動することに慣れている身体。
山のようにアップダウンに対応する筋肉が衰えてます。

さて、すっかり動かなくなった膝。
このままでは仕事に差し障りがでてしまうので、寝る前にじっくりと調整。
こんな時、操体を知っていて本当に良かったと実感します。

おそらく、何も知らなければ整形外科に通うことになったでしょう。
じっくりと味わったお陰で膝の調子は8割方回復。

今日の夕方、時間が出来たので再度操体。
もう、大丈夫です。

自分の体力のなさを思い知らされ、だいぶショックを受けました。
体力を取り戻して紅葉の時期にリベンジです!(・・・気が変わらなければですが)



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