噛むということ

2004年1月の健’sNOTEに書いた記事です。

ここから↓
食べ物を食べる時、どのくらい噛んでます?
意外と噛まずに飲みこんでいませんか?

子供の頃から親に、あるいは学校でも何度も言われたことでしょう。
「もっと良く噛んで食べなさい!」「食べる時は30回噛みましょう!」と。

しかし、言われたときにはやってみるものの、1.2.3・・・モグモグ・・・面倒臭い・・・
結局気がつけばいつもと同じように「モグモグゴックン」。
まぁそれでも特に健康に支障は感じないし、おいしいから良いや・・・と結局そのまま現在に至るのは、私だけではないはず・・・。

そんな私も最近ちょっとお腹回りが気になるお年頃、ダイエットなどを考え始めた。
一番確実なダイエットは運動と食事の管理だろう。
世間にあふれている様々なダイエットは信用出来ない。
その大半は、ただ体重を落とす(数字を減らす)事だけしか考えておらず、体重は減っても健康からは遠ざかると言うものばかり。

数年前までスポーツクラブで週4日トレーニングをしていた頃は運動量を増やし、筋肉を大きくして基礎代謝をあげながら有酸素運動で脂肪を燃やすと言う方法で体重をコントロールしていた。
食事を少し制限して運動量を増やす、言ってみれば簡単なことなのだがスポーツクラブも辞めてしまったし、30代になると動くのが少々おっくうになってくる・・・。
稼ぎを少なくし貯金をドンドン使うのは自然に出来るのになぁ・・・トホホ
そんなこんなで考えているだけの数ヶ月が過ぎた・・・
そして1ヶ月程前、何の気はなしに食事中に考え事をしてしまい、結果としてずっと噛んでいると言う時があった。

「あれ?ずいぶん噛んでるなぁ、でもなんか噛み潰してる感覚が面白いぞ・・・モグモグ」
「よし、今日はついでだからゲーム感覚で食べてみよう」と食べ物の形が無くなるまで噛んでみることに。
感覚としてはちょっとお高い缶に入っているクッキーや電気製品などを買うと入っている“プチプチ(エアパッキン)”をつぶすのと同じような感覚。
「お、まだ残ってたかモグモグ・・・」
こうやって遊び感覚で続けられることが実は重要だ。

「30回噛みなさい」と言われたところで、30回噛むことよりも30回アゴを動かしている事へ意識が行ってしまい、結果として噛んでいる割に食べ物が小さくなっていなかったりもする。

結局義務感を感じるような方法は長続きしない

回数はどうでも良いから、食べ物の形を感じなくなるまで噛むようにすればいい。
そうすることで結果的には30回以上はアゴを動かすことになるのだ。
しかしまぁなんでもやってみるものだ、いろんな良いことを発見できた。
たくさん噛むと唾液(つば)がたくさん出る。(唾液による殺菌作用
食べ物の味もジワ〜ッとたくさん染み出る。(美味しいモノとそうでないものがはっきりする
食べ終わるまでの時間が、普段の3倍かかる。(だから食べ過ぎない
普段の半分の量でお腹がいっぱいになる。(経済的!)
いつもはつい食べ過ぎてしまい昼食の後はお腹がパンパン、でも良く噛むとお腹が張るまで入らないから午後も体が楽チン!
体が楽チンなのでしばらく続けることにした。

そう言えば操体の創設者橋本敬三先生もその著書の中で「食べ物がドロドロになるまで噛んで食べなさい」と言ってたっけ。
良く噛むことで一回の食事の量が減った。
朝7時に朝食を摂ると10時くらいに小腹が空く、お茶の時間だ。
12時に昼食を摂る、15時頃に小腹が空く、おやつの時間だ。
なるほど、保育園や幼稚園のリズムと同じだなぁ。
実に規則正しくお腹が空く。
そんな良く噛む食事を続けること一ヶ月、食事の量が自然と減り体重が自然に落ち、ベルトの穴が一つ半くらい縮まった。
もちろん我慢や摂生というダイエットにはつき物の思いもせず、いつもお腹いっぱいまで食べ、食品も気にして選んだりということもしていない。
そして良く噛むことでお腹(内臓)への負担も軽くなり、おなかの調子もすこぶる良い!
この噛むと言う行為は実に良いことだらけ。
内臓だけでなく脳への適度な刺激にもなるし、歯の大切さも実感できる。
良く噛むことのマイナス点を見つけるほうが難しい。
強いて言えばアゴが疲れると言うことくらいかな?
しかし疲れるのはアゴの筋力が不足していただけの話。
しばらくしたら疲れは一切感じない。
必要なだけの筋肉が自然につく。

様々なダイエットを試す前に、一番単純簡単な“噛む”ということまずは行ってみるべき。
ダイエットに限らず、体作りをしている人にもお勧め。
食べ物の栄養を無駄なく吸収するために、“良く噛む”のはとっても重要。

まぁ体重や体作りもさる事ながら、食費が減ったことが一番助かっている。

☆試してみようと思った方へのアドバイス。

  • お腹が空きすぎないようにする。
    →噛むのがまどろっこしくて飲み込んでしまうから。
  • 噛んでいる間は食べ物から目線をはずす。
    →次へ次へと気持がいってしまうから。
  • 一口を少な目にする。
    →めいっぱい頬張ると口が動かない。

 

↑ここまで。

いまから10年前、まだ30代の頃の記事です。
時が経ち40代になり、噛む事の大事さを更に感じるようになっています。

最近、体重と共にまたお腹周りが気になり出しました。
もう一度”噛む”ということを意識してみようっと。



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