第33回全国操体バランス運動研究会 その4
さてさて、バラ研に参加してから既に一ヶ月。
あれこれ言うのも今更感が満載なので今回でおしまいに致します。
12日のブログに書きましたが気になったのは3点。
- 規模が小さくなった
- 回を重ねること33回目、しかし前に進まず逆戻り
- 若い参加者がいない
今回の会場は130人の会議室。
これまで参加した大会ではずいぶん大きな会場を使用していたのでちょっと驚きました。
参加者や主な先生方の高齢化のせいなのかな?
次が一番深刻な問題。
橋本先生はおっしゃいました。
「治療は下の下だ」と。
操体は「痛みを簡単にとる」という治療的なものが全てではなく、もっと大きな生き方を指し示しているものです。
しかしバラ研に参加する度に「痛みをとる」「簡単にできる体操」から抜け出せないんだなぁと寂しさを感じます。
橋本先生が「ほれ、あっちに行ったらいいよ」と指し示してくれた先を見ず、その指先を見ている。
素直に「あっち」に行くことが操体を実践する私達の役目だと思うのだけれど・・・。
今回のバラ研に参加し、先生方のお話を聞いていると、指先を見ているだけではなく、これまで歩いてきた道を戻りはじめてしまった気がします。
果たして橋本先生はどんな思いで見ていたのだろう?
翌日お墓参りをしながらそんなことを考えていました。
昔に逆戻りしてしまった操体法。
痛みを簡単なやり方でとる技法は世の中に沢山有るので、若い人があえて操体を選ぶ必要はないでしょう。
ただ操体の本当の面白さはそういった技法を越えたところにあるのですが、なかなかそれを伝えられていないのが現状でしょう。
これでは若者が操体に興味をもち魅力を感じるのは難しいと思います。
参加者に若者がいない全国大会、操体の未来は・・・
他にも言いたいことはあるのだけれど、これ以上話すと角が立ってしまうので(もう立ってる?)お口チャックと致します。(^x^)
おまけ
健康雑誌「わかさ」2016年12月号で操体法が特集されていました。
どれどれ・・・首操体・肩操体・骨盤操体?
監修されているのは今回のバラ研で「操体法の言葉の整理」をされていた鹿島田先生。
整理したとたん散らかすのはどうかと思いますけど・・・。
おっとっと(^x^)