基本てなに?

今年、巨人から横浜に移籍した仁志敏久選手。
昨夜のテレビで守備について語っていた。
その中で体の捌き方を注目していたのだが、実にキレイに動けていた。
さすがだなぁと思っていたのだが、仁志選手の話を聞いているとどうやらそれは野球で習う基本とは違う動きらしい。
左手にグラブをはめてゴロを捌く時、基本は左足を前にして捕るらしい。
しかし、それでは送球がワンテンポ遅くなる。
そこで仁志選手は捕球後の動作を速くする為に基本とは逆に右足を前に出して捕球する。
感心する観客と出演者達。
う~ん、操体を知っている人が見れば仁志の動きは当たり前だが、スポーツの世界では当たり前ではないんだなぁ。
左手を使う場合、左足をひく。右手の場合は右足をひく。
これは体の使い方の基本
野球に限らず他のスポーツを見ていても思うのは、その競技の「基本」とは体の使い方という観点から見た基本ではないと言うこと。
仁志選手も基本という言葉は好きではないと言っていた。
少年野球から高校野球まで、多くの指導者は「基本に忠実に!」と言うことだろう。
そんな時、「基本てなんですか?」と聞いてみるといいと仁志選手は言っていた。
それはぜひ私も聞いてみたい。
体の使い方からみて理にかなっていない動きが、なぜ基本とされてしまうのか?
指導する方もきっとそこまで考えてはいないのだろう。
自分がそう指導されてきたから、自分もこれが基本だと教わったから同じように指導しているのではないだろうか?
理にかなった基本ではないのだから体には無理がかかる。
そして体を壊していく。
自分の習った「基本」が本当に理にかなったものなのか?
なぜこれが「基本」となっているのか?
一度考えてみてはどうだろう?



2 Responses to 基本てなに?

  1. かのむ より:

    今年もよろしくお願いします♪
    にゃははは。ホント、基本て何?ですよね~
    現在はロミロミをやっているのですが、最近やっとカラダに馴染んできた気がします。
    結局は、教えてもらった通りに戻ってくるのですが、最初のウチはあーしたり、こ-したりして、お、このやり方がやりやすい、って思ったら、先生が言ってたよな~とwww
    そのスポーツの基本動作、というより、カラダの一般的な動き方、筋肉とか骨格とかを、体育の時間にやったらいいのかな?って思います。

  2. 砂金 より:

    かのむさん コメントありがとうございます。
    そうですね、スポーツの前に体の基本と言うことを学ぶ事が本当の「体育」になるでしょうね。
    でも現実は・・・
    小学校の体育も担任の先生がやるわけですし、先生方が知らないことは教えられないですからねぇ。
    困ったものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください