歪みを計る?

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「ゆがんでます?ゆがんでますか!ワタシ。」
電車の中で見かけたフィットネスクラブの広告です。
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「西武のフィットネスには”マイトレーナー”がついている。気合いを入れてシャッキリ立つ!なんて唱えるだけじゃない。あなたをよく知るマイトレーナーだから、
“個別の歪み”を計ったうえで、必要な筋力を教えてくれる。
もう誰に聞けばいいのか、なんて迷わない。スポーツで、カラダを上向けていきましょう。」
と書いてあります。
マイトレーナーなるものがついてくれてメニューを決めてくれる。
入会はしてみたけれど、何をどのくらいやれば良いのかわからない、と言う方には便利でしょうね。
それは良いとして、気になるのは“個別の歪み”を計るってところ。
歪みを計るってどういう意味?


次に「必要な筋力を教えてくれる」と書いてあります。
ということは、対になっている筋肉の筋力差によって、強い方へ引っ張られて体が歪む。
その弱い筋肉を見つけ出し、鍛える事で体のバランスがとれる!
・・・ということなのでしょう。
腰痛の方が、お医者さんでよく言われる「腹筋を鍛えましょう!」というのと同じですね。(^_^;)
まぁそれも1つのやり方なのでしょう。
ただ、筋肉は鍛えれば強くなり、使わなければ弱くなるものです。
単純に弱いところを鍛える前に、なぜ筋力の差が出てしまったのか?
生活の仕方や体の動かし方に問題はないのか?
そう言った事も考える必要はあるでしょう。
そうでなければ、元気に鍛えている間は良いけれど、運動が出来なくなったときには、また同じバランスに逆戻り・・・。
なんか、ずっと頑張らなければいけない感じが、シンドそうだなぁなんて思ってしまいます
操体をやる立場で言わせてもらえば、筋力の差は体の歪みの結果であって原因ではありません。
体の歪みは歪みとしてキチンと戻し、正しいフォームで運動を行う方がずっと簡単だと思うのです。
体を適度に動かすのは、とても気持ちがいいものです。
自分だけでは、なかなか運動を定期的に行うことは難しいので、フィットネスクラブなどに通って汗を流すのはとても良い事だと思います。
ただ、それと体の歪みは別の問題。
体のバランスを戻す為には、頑張ったり、シンドイ思いは必要はありません
そっと体の声に耳を傾け、ゆだねてあげれば良いのです
操体 健BR
http://ken-br.com/



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