操体法ならどうします?
昨年末に出張施術に伺った時のお話です。
86才の女性。
これまでとても元気な方で、娘さんとのお買い物も問題なく歩いていけたのに、今年(2009年)にはいった辺りから急に長く歩くと腰が痛くなり、最近はシルバーカーを押さないと歩けないし、買い物も歩きでは難しくなった・・・という感じの方でした。
この年代の女性にしては大柄な方で、160センチを超える長身ですが、腰が痛いので最近はずっと前屈みの姿勢が続いています。
体の具合はおおよそこのような感じです。
そして施術に入るにあたって一つ問題が・・・
この年齢の方なので当たり前と言えば当たり前なのですが、お耳の方が遠いのです。
こちらが何か話しかけても、側にいる娘さんが大きな声で通訳してくれないと、なかなか通じません。
私が行っている操法は、こちらから指示を出す事もないので特に問題にならないのですが、一般的に行われている、いわゆる「操体法」を行っている先生ならどのようにするんでしょう?
膝をこちらに倒してくださ~い!!( 」´0`)」
気持ちいいですか~!!( 」´0`)」
・・・なんてかなりうるさい施術になる気がします。(^_^;)
耳が遠い、あるいは耳が不自由な方に「操体法」ならどうします?
ちなみに、この日の操法後は腰も伸び、もとの身長を回復していました。