ため息も操体
ふ~っ・・・と思わず出る「ため息」
ため息はあまり良くないイメージがありますが、これも体にとっては大事な自然現象なんです。
気持ちが重い時、体が疲れているような時、思わず「ふ~~っ・・・」とでてくる 『ため息』
気持ち(想)や疲れが体にはストレスとなります。
そのストレスを体が不快に感じた時・・・
す~~っと息を吸い込み
しばらく 「ため」 て
ふ~~っと一息。
自然な腹式呼吸で緊張した体や気持ちを緩め、酸素不足も解消します。
この無意識に行われている『ため息』はまさに操体そのものです。
“想”(想い) の歪みを “息” で回復しようとしている。
『ため息』にはそんな役目もあるのです。
幸せが逃げるとかお金が逃げる、気持ちが暗くなるとマイナスイメージが多いため息ですが、本来はそんなマイナスから回復するために体が「つけてきている」感覚ですから大いに味わっていいのです。
ため息を “はく” ではなく “つく” というよう表現をする所からも、ため息がただの呼吸ではないということが見えてくる気がします。
ちなみに、操体で言う“ため”は“溜め”や“止め”という意味ではなく“撓め(たわめ)”なのです。
ということは『ため息』は『たわめ息』なんですねぇ。(o^^o)
息を吸い、体の中を十分に“たわめ(ため)”ふ~~っと脱力する。
誰に遠慮することなく、十分にため息を味わえば、きっと気持ちも落ち着き体も軽くなってくることでしょう。
・・・・・ふぅ~っ(o^3^o)