ザリガニと操体

ラジオかテレビでちょっと前にやっていたクイズの問題です。
ザリガニに指を挟まれました。
どうすればこのハサミを外す事が出来るのでしょう?
そんな問題です。
☆ブルンブルンと振り回してみる?
☆強引に力ずくでエイッ!とハサミをちぎる?
☆ザリガニを火であぶってみる?
☆ハサミの構造を研究し簡単に開く方法を探してみる?
☆ハサミが開くツボのようなモノを探してみる?
☆挟まれてても痛くないと思いこむ?
☆痛み止めを飲んで我慢する?
☆ザリガニにお願いしてみる?
☆挟まれたのは私の行いが悪いからだと諦める?
他にもいろいろあるかもしれませんが、ザッと思いつくのはこんな所でしょうか。
いろいろな方法を並べてみましたが、実はとても簡単にザリガニのハサミを外す方法があるんです。
正解は・・・


ザリガニをそっと地面(床)に置く
たったこれだけのことでザリガニは自らハサミを離してくれるのです。
だいたいどの生き物もそうですが、なんの意味もなく攻撃をすることはありません。
食事の為という場合を除いて、基本的には自分が逃げるため、自分を守るための攻撃です。
ザリガニも自分を守るためにハサミを振り上げて威嚇します。
それを無視して掴もうとするので更に威嚇としてバチッ!っと挟みます。
ザリガニも好きこのんで挟んでいるわけじゃないんです。
ザリガニの平和を乱されるのがイヤだから挟むのです。
そしてザリガニにバチッ!と挟まれたとき、人は驚いた反射で手を持ち上げてしまいます。
威嚇のつもりで挟んだら高~いところに持ち上げられてしまった。
こうなるとザリガニは落ちないために必死に掴まります。
結果としてそれが挟み続けているということになってしまうのです。
ザリガニは落ちないように必死に掴まっているだけなので、落ちる危険を感じないように、そっと地面に下ろしてあげればザリガニは安心してハサミを離してくれるのです。
ザリガニの気持ちを考えてみればとっても当たり前の話です。
このクイズを見て操体と同じだなぁと思いました。
上の文章のザリガニを体の痛みに置き換えてみるとまるで操体の話をしているように見えてきます。
ザリガニが意味もなく攻撃しないように、痛みも体が自分を攻撃している訳ではないんです。
ハサミを振り上げて「近づくなよ!」と威嚇するように、違和感等で「マズイよ!」という警告をします。
それを無視してバチッ!と挟まれるように、体も痛みが起こります。
その痛みという結果に対して何かをするのではなく、ザリガニを安心させたのと同じように、体のして欲しい事をしてあげる。
そうすれば挟んでいる必要がないザリガニのように体の痛みも消えるのです。
考えてみれば簡単で当たり前の事ですが、そこに痛みがある時にはなかなか思いつかないものです。
理屈ではなんとなくわかるけれど本当にそんな事だけで良いのだろうかと信じることができない・・・。
ザリガニも体も無闇に攻撃はしてきません。
その意味に耳を傾け素直になることで意外と簡単に解決出来るのです。



2 Responses to ザリガニと操体

  1. ikusi より:

    このような観点で操体の学びにつなげていける事は、私の理想です~。
    いつもながら天晴ですね。
    スッポンは水につけてやれば話すというのも近いのかもしれませぬ・・。
    患者様に使わせて頂いてよろしいでしょうか?
    ってきっと使うな!私(笑)

  2. 砂金 より:

    すっぽんもそうでしょうねぇ。
    そこに起きている現象だけをみていては本当の解決はないということ・・・ですよね(o^^o)

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