○×操体法(マルペケ)その1
操体をよく知っているお客様が言われていました
「操体は1人一派で先生によってずいぶんとスタイルが違いますよね。」と。
確かに操体は実践されている方の解釈や捉え方の違いによって、同じ操体と思えないほどスタイルが違います。
それが良いか悪いかは別にして、私もそういった現状は理解しているつもりです。
しかし実際に目の当たりにするとやはり違和感を覚えてしまいます。
先日某○×操体法なるDVDを見る機会がありました。
この○×操体法は関西方面のある療術院で行われている、操体を改良(?)して出来た全く新しいものということでした。
なるほど私の行っている操体とはずいぶんと違います。
何より違うのは手技そのものではなく操体の理念です。
DVDに修められている施術の内容をみると、全く新しいと言う感じではなく、古典的な操体法をより手技として抽出したという感じに見受けられました。
古典的な操体法とは橋本先生が書物に残しているような方法です。
楽な方へ動かして軽く抵抗を与えストンと脱力させるという操体を知っている人にはおなじみのあれです。
ですから○×(マルペケ)操体法が、そのように変化してきた方向性はある意味理解できます。
理解できるというのはそれが良い、正しいと言う意味ではなく、「その捉え方ならそう行くしかないだろうな」という意味での理解です。
おそらく私も違う師に学んでいたらそのような方向へ進んでしまっていたことでしょう。
一度に全部見る程の精神力が私にはないので、まだ最後まで見ていませんが、出会いがなかったのだろうなぁというのが途中まで見た私の感想です。
最後まで見た後で続きを書いてみたいと思います。