カラダは毎日違うのです。
何もないところでつまずく。
タンスの角などに足の小指をぶつける。
そんな事ありませんか?
その原因は「感覚と実際の動きのズレ」なのです。
性格的に「おっちょこちょい」というももちろんあります。
その場合は意識と動きのズレということ。
考えていることに行動が追いついていないので起こります。
何もないところでつまずくのは、自分では上げているはずの足が上がっていないから。
体をぶつけるのは、自分の認識している幅の通りに動けていないから。
簡単に言ってしまえば、自分がいつも動いている感覚と実際の動きが違っているということです。
なぜそういうことが起こるのでしょうか?
体はいつも同じ状態ではありません。
生きているカラダは毎日変化しています。
そのバランスが変化していることに気づかず、いつもと同じように無自覚に動くことがケガなどにもつながってしまうのです。
例えば運動前の準備体操。
急な運動によるケガを予防する為と行いますが、普段どんな意識で行っていますか?
各関節や筋肉を動かし血流を良くすることも目的の一つですが、それだけではケガの予防になりません。
大事なのは「今日の私はどんな感じ?」とカラダと対話して確認することです。
カラダは毎日違うもの。
いつもできる動きが今日もできるとは限りません。
それを知らず無自覚に動いてしまうことがケガを招きます。
準備体操をしながら
「あれ?この動きがいつもの感じと違うな」
と気づくことが大切です。
血流を良くしてあげればそんな状態でも動けてしまいますが、カラダが冷えたときその反動が返ってきます。
違和感に気づいたらそのままにせず、まずは調整です。
操体を知っていればそれはそれほど難しくありません。
体をしっかり整えて動きやすいカラダにすることで、ケガのリスクを減らし運動を楽しめます。
「カラダはいつも同じではない」
これを知っているのはとても大事なことなのです。